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​左から、おすすめ順に並べています。

前川國男のディテール 熊本県立美術館をとおして

前川國男のディテール 熊本県立美術館をとおして

熊本県立美術館は前川國男建築設計事務所の代表作のひとつ。 そのディテール(建物のパーツの詳細)について、本が1冊出ています。 サインのスタンドに至るまで詳細な図面が残っているのに驚くのですが、一番すごいのは、前川國男さんが自ら執筆されている本であること。わたしが知る限りですが、自ら出版された本はこの本だけなのではないかと思っています。 熊本県の前川建築ファンであれば、必ず手に入れていただきたい1冊です。 現在絶版ですので、入手は市場に出回っている古書ということにはなりますが……

生誕100年 前川國男建築展

生誕100年 前川國男建築展

2005年に開催された、前川國男さん生誕100年を記念して行われた展示の図録。 全国の前川建築のバイブルであり、唯一、すべての作品の詳細が載っている書籍ということになります。 寄稿しているゲストの豪華さにも注目。 少し高いですが、値段分の価値あり。前川建築ファンであれば必携の1冊。

前川國男・弟子たちは語る

前川國男・弟子たちは語る

前川建築設計事務所のすごいところは、単独で建築事務所を開けるような所員さんが所属し、所長の前川國男さんの想いを汲み、全国各地で数多の名作を設計・監理していること。(現在もです) 「弟子たちは語る」なんていうタイトルの本が出るのも、結構すごいことなんじゃないかと。 同じ「弟子」と言っても、どの時代の前川國男さんと仕事をしたかで全然違う薫陶を受けているようなのですが、前川國男さんの稀有なお人柄、ひたむきに仕事に取り組まれるお弟子さんたちの姿がよくわかる1冊。 読みやすい本です。

前川さん、すべて自邸でやってたんですね

前川さん、すべて自邸でやってたんですね

前川國男さんが戦時下の1937年に設計し、解体して部材が保存されていた「旧前川國男邸」の復元を担当したお弟子さん・中田準一さんによる本。 旧前川國男邸はわたしが一番好きな前川建築なのですが、色々な事情を知り、斟酌しながら復元に尽力された中田さんならではの分析や評価がとても勉強になります。 ……ということは置いておいて、中田準一さんは熊本県立美術館本館の設計を担当された方で、本の中にはたくさん、熊本県立美術館の話も出てきます。 晩年の前川國男さんとのやりとりが書かれたくだりは、前川さんの想い、中田さんの想い、どちらもわかるだけに、ちょっとグッと来ます。

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